vol.337
オーダースーツ を作る時に
袖ボタンについて
いくつか選択することが
あります
ボタンの種類を選ぶのも
1つですが
ボタンホールを開けるか
開けないかを選べます
スーツで人生が変わった
経験をもつ
ネイビー専門スーツ仕立屋
野路洋服店の野路純平です
今日も世のジェントルマンを
増やすために
ブログ書きますよ~~
【スーツの袖は本切羽】
本切羽と書いて「ほんせっぱ」
と読みます
本切羽とは
袖ボタンのボタンホールが
開いている仕様のことを
いいます
袖ボタンも
ボタンとして機能するように
なっているということです
そして
ボタンホールが
あるように見えて
実は開いていない仕様も
あります
これは「開き見せ(あきみせ)」や
「ねむり」と言います
![開き見せ](https://noji-suit.jp/wp/wp-content/uploads/2022/05/ねりボタン-300x200.jpg)
これらは一体何なんだと(笑)
まず既製スーツで
袖ボタンが付いているものは
ほとんどが
開き見せになっています
その理由は
袖の長さを調整(出したり詰めたり)
することがあるので
その時に
見せかけのボタンホールも
移動できるように
なっています
袖を詰めて
ボタンを移動しないと
袖先からすぐのところに
ボタンが来てヘンでしょ
だから移動します
これが本切羽だったら
どうでしょう
もう生地に穴(ボタンホール)が
開いてしまっているので
移動できませんよね
なので
袖の長さが確定していないと
本切羽はできません
ということから
『本切羽=オーダースーツの証』
みたいなものでもあります
既製のスーツでも
後から本切羽にすることも
可能ですけれどね
(野路洋服店では受けてません)
だからこそ
オーダースーツを作る時には
ここぞとばかりに
本切羽にしてくださいね
【 本切羽 の注意事項】
野路洋服店では
この本切羽をするにあたって
断固としておススメ
していないこと
があります
それは
ボタンホールの
いくつかの色を変える
ということです
よく見るのは
一番下側だけを
明るい色糸を使って
仕上げるというやつです
![オーダースーツ](https://noji-suit.jp/wp/wp-content/uploads/2018/12/本切羽色糸-292x300.jpg)
先日も断りました(笑)
理由はかっこよくないから
それだけです
かっこよくないことを
ワザワザすることは
ないでしょう
ボクはおススメできません
本切羽をアピールするなら
色糸で目立たせるのではなく
さりげなく
ボタンを外しておく
くらいにしておきましょう
![本切羽](https://noji-suit.jp/wp/wp-content/uploads/2022/06/wp-1654735419176-300x225.jpg)
色糸を使う手法は
20~30代の若い人が
やりたがるのは
分からなくもないですが
落ち着いたビジネスマンが
するもんではないです
これ
恐らくですよ
お店の人が
こんなこともできますよ
って提案してるのでは
ないかと
やっぱり
さりげなく本切羽
ってほうが
かっこいいですよ
男として
なので
せっかく本切羽ですから
1つは外しておきましょう
その仕草はかっこいいですよ
袖先に動きが出るというかね
男の装いとして
1番色気のあるスーツであり
最高峰の洋服でもある
スーツというものを
真剣に楽しみましょう♪
私とね^^
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