vol.80
誰かの犠牲の上に成り立つ
ってイヤじゃないですか??
ビジネススーツはネイビー1択
男は黙ってネイビー
日本で唯一ネイビーしか売らないスーツ屋
福井のオーダースーツ専門店
野路洋服店の野路純平です
2015年のドキュメンタリーの
「ザ・トゥルー・コスト」
というアパレル界の
ドキュメンタリー映画ですが
ご存知ですか???
私はこのDVDを観て衝撃は
受けませんでした
この部分をテーマに
ピックアップして映像に
残してくれたことに感謝
しました
ホントに
内容はおおざっぱにまとめると
ファストファッション
と呼ばれるブランドは
誰かの犠牲の上に成り立っている
ということ
私はこのDVDを観るまでは
「犠牲」というのが何なのか
が分かってなかったです
大量廃棄による
環境破壊のことかなぁ
くらいです
それもその一つではありますが
それだけではないようです
最近では耳にしなくなりましたが
ファストファッションは
いま旬で売れる洋服を大量に
生産して店に投入する
そして売り切る前に
また次の売れるであろう商品を
大量に生産し店に投入する
これを早いサイクルで行います
そのような新鮮なデザイン
だけが売りではなく
値段の安さも必ずついてきます
そりゃ~安くないと
次から次へと
洋服を買えないですよね
店では
いつも新しいデザインで
リーズナブルな洋服が
投入されます
このようなシステムを
遂行するには犠牲がともないます
そのシワ寄せは
後進国といわれる国々へ
行きます
その後進国と言われる国では
激安の賃金で劣悪な環境で
単純作業を繰り返し
働いてくれる人たちがいます
激安の賃金ですから
生活は一向に良くなりません
この仕事も「ある」だけでも
感謝しろっていう環境です
賃金が安いのは経営者が
がっぽり持って行っている
わけではないです
大企業のイチ従業員が
値段をタタキ
その値段ではやっていけない
ことを経営者は分かっていても
その仕事を受けないと
売り上げ(収入)がない
そんな環境というか
足元を見られたら受けるしか
無いでしょう
従業員のことを考えている
経営者であればあるほど
受けるのかもしれませんね
そこにファストファッションの
大企業は目をつけるのでしょう
なんの産業もないこの土地に
大量の雇用を生み出す
ファストファッションの
会社の言い分は
「撤退してもいいの??
私たちのおかげで働き口が
あるのよ」
という感じでしょう
そしてファストファッションは
ドンドン商品が入れかわるのが
魅力です
新しい商品を創るのは
劣悪な環境の工場です
そして新しい商品が創られ
店頭に納品されれば
これまであった商品は入れ替えで
下げられてしまいます
SALEの時に再度顔を出す
のかもしれないですが
基本的には
完全撤収です
そして工場のある地域に
廃棄しています
ファストファッションであれば
スピードが大事
新たなデザインものが出来上がれば
売れ行きが鈍い商品が
撤収され廃棄されます
この廃棄の仕方がまた問題
DVDの映像ですと
無許可の場所に
大量の売れ残りの
洋服を廃棄する
だいたい安い洋服は
化学繊維でできてます
それを捨てれば
環境破壊になります
その環境破壊により
人が死んでいるようです
公害ですね
自分が生活のためにその一部を
担った製品が環境破壊の原因に
なり公害を引き起こし
最愛の家族を失う
やりきれない気持ちだ。。。
裁判を起こそうが
話し合いの場を設けようが
世界の大企業相手では
お話になりません
ファストファッションが好き
なのは構いませんけど
知っててね^^
福井のオーダースーツ専門店
野路洋服店 でした^^