スーツ を着始めた頃は着た方がいいし、着ることでスーツをもっと知りたかったから着てました。
ま、ボクの場合はユナイテッドアローズのメンズドレスのセールスパーソンだったから、販売する商品のメインがスーツということもあり、スーツを着ていて自然な世界。
ただ、スーツの販売は一番難しいので最初から触らせてもらえるものでは無かったです。スーツを接客している先輩たちがなんとカッコよく見えたことか。
こんにちは~~。オーダースーツ専門 野路洋服店の元ユナイテッドアローズ メンズドレス担当の野路純平です。
これまで1万人以上のスーツの接客をしてきて分かったことがある。それは、 「男は黙ってネイビー」ということ。
日本で唯一ネイビーを掘り下げるスーツ屋。 アナタの外見を味方にする装いを提案します。
[ スーツ の色気]
スーツスタイルに色気を感じたのがいつからなのかははっきり分からないですが、先輩が「色気」という言葉を使っているのを聞いて何となく感じられるようになったんだと思ってます。それまでは色気という言葉は女性への言葉専用だと思ってましたから。
ただ、色気ってどんなところが?とか聞かれても答えにくくてしょうがないです(笑)全体的にだと思います。
映画にもスーツスタイルが際立っているものがあり、やっぱりボクはそれらが好きですね。たぶんスーツに興味がない人は映画を観ていてもスーツやスーツを着ている時の身のこなし方なんて気にもならないでしょうね。
そういうもんだと思ってます。
映画007のジェームス・ボンドはスーツ自体もカッコイイのですが、スーツやフォーマル(主にタキシード)を着て振る舞う姿に色気を感じます。
とりわけボクが好きなボンドは初代のショーン・コネリー、5代目ピアース・ブロスナン、今のダニエル・クレイグ。
初代のショーン・コネリーにはタキシード、ピアース・ブロスナンにはクラシックなスーツ、ダニエル・クレイグにはモダンなクラシックスーツのイメージがあるかな。
あとはヒッチコックの映画をとことん観ていた頃に出会ったのがケーリー・グラント。
この人も結構スーツを着ている映画があり、超・紳士的な色気があって見入ります。泥棒成金、北北西に進路を取れですね。シャレードもかっちょ良かった。
あ、全部サスペンスだ!まぁボクはサスペンスがメイン映画ですからねぇ~。
そしてマイ・インターンのロバート・デ・ニーロにはまた違った色気感じましたね。
色気と言うか憧れというかですかね。
この映画でのスーツは「ちゃんとしたスーツには影響力がある」というものを表してましたね。「ちゃんとしたスーツ」というのは、「とりあえずスーツ」の対義語とお考え下さい(笑)
そうやって映画でも色気を感じていると、日常でもスーツをちゃんと着ている人には色気を感じたりしますね。ジャケパンスタイル(ジャケットとパンツが揃いじゃないスタイル)では絶対に感じない色気です。
うっわぁ~かっこいいなぁ~~って(笑)
これはパンツが細ければいいって訳じゃないんです。パンツの丈が短ければいいってわけではないんです。むしろ逆というか、適した太さ具合に適した長さがいい。これ見よがしなところはないです。でもしっかり考えられて着ていることを感じます。
スーツは上下(ジャケットとパンツ)が同じ生地なのでコーディネートが楽とか、つまんないとか考えられているかもしれませんが、だからこそ奥が深いわけですよ。
歴史がチガウんすよレキシが。男の装いとはスーツでしょう。ジャージじゃないでしょう(笑)
トレンド最先端の洋服よりも、上下別々の色で着るジャケパンスタイルよりも、上下同じ生地のスーツのほうがはるかに色気を感じオシャレも感じますね。
今思えば、最初にカッコイイと感じた先輩たちの姿は色気だったんだなぁ。
そして男に生まれてきたからには、彼らのようにスーツを着こなしたいもんっす。
だってスーツって1番色気のある洋服だと思いますもん。
いつもありがとうございます。
野路洋服店 ネイビー野路