ほんせっぱ仕様 vol.93

スーツの袖ボタン

vol.93

  

本切羽(ホンセッパ)って

知ってますか???

  

ビジネススーツはネイビー1択

男は黙ってネイビー

日本で唯一ネイビーしか売らないスーツ屋

福井のオーダースーツ専門店 

野路洋服店の野路純平です

  

これはジャケットの袖ボタンの

釦ホールのことです

ちゃんと開く釦ホールの

仕様です

  

ジャケットの袖ボタンは

飾りではないです

本来はちゃんとボタンを

開け閉めして使っていたので

釦が付いていますし

開け閉めできるように

なってます

  

昔は袖の釦を外して

袖をまくり

手を洗っていました

  

その行動の起源は

お医者さんと言われてます

  

かつてヨーロッパでは

外出先で常にジャケットを

脱がないのがルール

  

そのため

医師が診療や手術を行うとき

早く腕まくりできるように

ボタン開きが備えられた

という説があります

  

  

私はこの説を支持してます

そして

支持してない説もあります

それはナポレオン説

  

ナポレオンが整列する兵士らを

見回りしたときに

袖が汚れているのを見て

軍の威厳が損なわれるのを恐れ

鼻水を袖で拭けなくするために

ボタンをつけさせたという説

  

これはただボタンを着ければ

良いだけの話なので

袖先が開閉できる仕様である

必要はないよね

っていうのが支持しない

理由です

  

ボタンが付いているということは

留めたり外したりすることが

できるのが普通でしょう

  

なので私は

ジャケットの袖は

本切羽であるべき

と思ってます

  

そしてこの本切羽

じつはオーダースーツの証

にもなりえます

  

  

厳密に言えば

既成のスーツでも本切羽に

することは可能です

  

既成スーツで

袖にボタンが付いているものを

本切羽にしたならば

袖をまくれば

分かります

  

ではなぜオーダースーツの証

なのか

  

釦ホールが開いている

ということは

穴が開いているということです

そうすると

袖の長さの調整ができません

  

穴を移動することはできない

からです

  

それが穴が開いてなく

釦ホールの見せかけならば

糸をほどけば移動できます

つまり

そでの長さの調整が可能

ということです

  

袖の長さの調整が必要なのは

既成スーツです

オーダーメイドならば

袖の長さは合わせてあるので

出来上がってきたジャケットの

袖の長さを調整する必要は

ないです

  

そういうことからも

本切羽はオーダーメイドの証

でもあるので

野路洋服店での

オーダースーツの本切羽は

標準装備です^^

  

   

オーダーする工場によっては

本切羽はオプション扱いに

なりますので

そのような場合は

惜しまず本切羽にしましょう

  

私は100%本切羽仕様ですし

野路洋服店のスーツも100%

本切羽仕様です^^

  

福井のオーダースーツ専門店

野路洋服店でした^^

  

  

  

  

  

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