裄丈 (ゆきたけ)とはどこのことか?
こんにちは~。オーダースーツ専門 野路洋服店の元ユナイテッドアローズ メンズドレス担当の野路純平です。
これまで1万人以上のスーツの接客をしてきて分かったことがある。それは、 「男は黙ってネイビー」ということ。
日本で唯一ネイビーを掘り下げるスーツ屋。 アナタの外見を味方にする装いを提案します。
[ 裄丈 (ゆきたけ)とは]
裄丈とはシャツの袖の長さを表現する時につかうもので、首の付け根から肩を通り、袖先までの長さのことを言います。
では、袖丈(そでたけ)とは? 肩から袖先までの長さです。
裄丈には肩幅も含まれているといった感じです。
[ 裄丈 の測り方]
裄丈はシャツを購入する時に必要になる値ですが、その測り方です。
首の後ろの骨がポコっと出ているところから、肩の骨を通り、手の甲半分くらいのところまでです。
ここで注意が必要なのは、最後が「手の甲半分くらいのところ」というところです。手首までではありません。プラスアルファーが必要です。
ドレスシャツのカフスは先に向かって細くなっていて(全てのシャツではないです)、ピッタリと手首で止まるようになっています。
手首から手の甲半分までの部分は腕部分のユトリになるわけです。
これが手首までの長さしかとってないと、腕を曲げたときに肘で生地がとられてカフスが上にあがるか、曲げれません。
いずれにせよ、動きにくいです。
シャツのカフスというのは腕を曲げ伸ばししても動かないのが美しいので、そのためには腕部分にユトリが必要となるわけです。そのユトリが手首から手の甲半分までの長さになります。
シャツのサイズで重要なのは、首回りと裄丈です。
自分のこの2つのサイズを知っておくことはとても大切です。スマートにお買い物できますよ。
また、お店の店員はこの2つのサイズを測る技術は必ず持っていますので、信頼できる店員さんに測ってもらうのもよいですね。
信頼できない店員さんですと、窮屈さの好みを聞かないで少し大きめで言ってくることがあります。ピッタリ目が好みであったり、店員さんくらいで着たいという方は「ピッタリめで」と伝えて下さい。
ボクは店員さんに測ってもらうと39cmをススメられますが、38cmを好んで着てます。ピチピチくらいでないと、着てる気がしません(笑)まぁ、慣れですね。
ボクはスキマを許しません。
そしてボクの裄丈は85cmです。
先日、メーカーさんに測ってもらったら82、3cmと言われましたがそれでは肘を曲げるのが窮屈でたまりません。
奥様がご主人のシャツを買いに行く時でも、この2つのサイズを知っていればサイズに悩むことなく選べます。
[こんな人はどうする]
首回りで合わせると、袖がすごく長くなってしまう人(ガッチリ体型)はお直しで袖を詰めましょう。3cm以上詰める必要がある人は絶対に詰めた方がイイです。2cmは悩みます(笑) 何度か着てみて気になれば詰めましょうってなりますかね。
と言うのも、お直しには時間と料金が掛かってくるからです。
野路洋服店では1週間で¥1,600-(込)かかってくるからです。両袖で、です。
通販で購入されるときに袖詰めをご希望の方はご連絡ください。ご指定の裄丈に仕上げて配送します。
裄丈で合わせると首がガバガバになってしまう人(細身で背が高い)は1cmくらいであれば首のボタンを動かすという方法があります。それ以上になりますと、オーダーメイドになってきます。
シャツは1番肌に近いアイテムですので、ストレスなく着れるのが一番いいです。なので、オーダーメイドという選択肢も充分にありだと考えています。
首回り、袖の長さ、腹回りから受けるストレスというのが一番多いですかね。オーダーメイドであれば腹回りも反映させられますしね。
いつも読んでいただきありがとうございます。
その服、見られてますよ。
野路洋服店 ネイビー野路
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