タンス在庫で選ぶな 危険 vol.201

vol.201

  

昨日のブログでも
取り上げたテーマ
「なぜダサい」
の理由の一つを
解明してみた

  

【持っていないものは売れやすい】

  

商品を作る企画の段階から
参加したこともあるので
分かりますが 

作る側は売れるものを
作ろうとします 

当たり前ですけどね

ではどういうものが
売れると判断されるのか

①今年のトレンド品

②流行っているもの

③持っていないもの

です

①②はお店を構成するうえでも
欠かせないものなので
売れなくても作らないと
いけないものです

実は世の中の勘違いダサい人を
生み出しているのは
③の商品なんです

①②を買っとけばいい
という意味ではないですよ

③持ってないものというのは
ベーシックなものに
少し何かをプラスするんです
それくらいが売りやすい

たとえばドレスシャツ

白シャツといえば
この写真のようなものが
一般的であり基本

  

  

これをお客様にススメルと
どうなるか

そういうの持ってるから

と言う人が多い

ホントにドレスを
知っている人は

こういう白シャツは
何枚持っててもいいし
むしろシャツは
こういう白シャツだけ
でいい

くらいに考えてるもんです

しかし
そういうの持ってるから
と言う人が多く
そういう人のタメに

ちょっと何かをプラスした
シャツを企画します

たとえば
ボタンを白ではなくて
黒にする

襟とカフスの内側だけを
柄ものの生地にする

とかです

  

そのくらい少しの変化でも
店員が

ではこのようなものは
お持ちでしょうか

って出してきたら

おっ!持ってないわ
これにしよ

って買っていく

それで買った人が
オシャレになったり
評判が良くなればいいけど

カッコイイとか
オシャレとか
今はこれだよね

といった感じで企画されたもの
ではないので

ダサくて当たりまえ

企画した人も店員も
着てないでしょうね
↑これポイント

このような流れで
世の中に勘違いしたダサい人が
増えていくのです

なんか分かるでしょ(笑)

  

【タンス在庫にないからで買うのは危険】

  

洋服を買う時は
「持ってない」という理由で
買わないこと

企画する側は
「タンス在庫にないモノを」
というスタンスです
(持ってないものという意味)

婦人服の仕入れをしていた時も
メーカーの営業さんから
セールストークで言われます

これはタンス在庫にないから
売れますよ

って

もうステキだからとか
今っぽいとか
良く見えるとかじゃ
ないんすもん

タンス在庫にないから
というのが決め手

変化球を投げてくるけれど
曲がりきらず
デットボールになって
痛い目にあうようなもん

持ってないからではなくて
ホントに心にグッと来たか
信頼できる店員さんからの
熱いおススメだったから

という理由で選びましょう

タンスにあるか無いかで
選ぶのはキケンですよ

  

先日いらした初めてオーダー
する方もボソッと

白も青もあるからピンクも
いいなと思ってるんです

って言ってましたけど
キッチリ説明して
私のおススメ通り

白無地のオーソドックスな
シャツのオーダーにされました

それでいいんです^^

私の言うこと聞いときゃ
いいんです(笑)

  

福井のオーダースーツ専門店
野路洋服店でした^^

  

野路洋服店は予約制です
ご予約はコチラ➡https://noji-suit.jp/reservation/

  

  

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