昨日「シャツにもオーダーってあるんですかっ!!」って驚かれた(大して驚いてないけど)ので、あるよってことをお伝えしときます。
こんにちは~。オーダースーツ専門 野路洋服店の元ユナイテッドアローズ メンズドレス担当の野路純平です。
これまで1万人以上のスーツの接客をしてきて分かったことがある。それは、 「男は黙ってネイビー」ということ。
日本で唯一ネイビーを掘り下げるスーツ屋。 アナタの外見を味方にする装いを提案します。
実はね、オーダーメイドはスーツだけではないです。
[シャツのオーダーメイド]
野路洋服店で展開しているオーダーメイドはスーツ、ジャケット、パンツだけじゃなくシャツもあります。
その記念すべきオーダーメイド第一号は、福井市の乾徳と石川県川北町で「なかむら接骨院」を経営している中村社長のオーダーです。
彼は首が太くて身長が低めで袖も短め。ガッシリしてます。そして黒い。
一番上のボタンを閉めることを想定するシャツは、首回りのサイズで決めていくのが通常です。首回りが太いとサイズは大きくなり、袖は長く、着丈も長くなります。
彼のような体型だと首で合わせて、袖はお直しで詰めるというのが既製のシャツの着方になります。
袖も2cmくらいでしたら詰めなくてもいいでしょうけれど、彼の場合ですと5cmくらい長いので詰めた方がよくなります。
そんな体型の彼を採寸して出来上がってきたシャツは、既成では考えられない形のものです。胸回りや腹囲、腰回りも反映されるので真っ直ぐなシャツではないです。とても畳みにくい(笑)
それぞれの部位に適度のユトリを持って着れるので、ストレスが激減します。
特に袖の長さと、腹回り。
座ると腹回りがハチ切れそうになる人はストレスが激減することでしょう。
そして襟型も決めれます。
とっても大事な部分です。
彼はネクタイをすることはとても少ないので、カジュアルで着ることを前提に考えて襟型を決めました。
ネクタイもできるワイドスプレッドという襟型で、それを小さくしました。
ニットやパーカーを上から着てもいけるように。
生地はカジュアル寄りなのでロイヤルオックスフォードにし、色はピンク。たぶん似合うと思うのと、手持ちのニットやパーカー、パンツの色に合わせることを考えて。そしてボタンは白蝶貝のやや厚めのタイプを選択。これは厚めのボタンを体験して欲しかっただけ。
こんな感じでシャツをオーダーします。
オーダーができる生地の種類は山ほどあって数える気も起こりません(笑)。 今月中には更に増えることでしょう。(なんてこった!)
[ナチュラーレがエレガンテな訳]
そして襟の形をシャンとしておけるように入っているカラーキーパー(ステッケ)を勝手に抜き取りました。
ボクはシャツを買ってまず最初にすることは、このステッケを抜き取り、ピッと捨てます。
好きじゃないんです。襟は自然にロールしているのが美しいと感じるからです。
どんだけ着ても、洗ってもピシッとしてるなんてオカシイでしょ。これはお洋服なんで。電気製品じゃないっすから。
自然にできる容が美しい。
ナチュラーレがエレガンテなんです。
頼まれてもいないのに勝手にステッケを抜き取っておいてくれるお店は「野路洋服店」以外にはないでしょう。(全員にはしませんよ)
何てことしてくれるんだっ!ってお叱りを受けるとイヤなんで、捨てずに付属させてますけどね♪ (けっきょく小心者なので)
あ~スバラシイ。
「野路洋服店」ではシャツのオーダーメイドもやってます。サイズで悩まれているかた、襟型でこだわりのある方はご相談下さい。
いつもありがとうございます。
その服、見られてますよ。
野路洋服店 ネイビー野路