普段スーツを着ない人へおススメのシャツの選び方

野路洋服店 店主:野路純平です。こんにちは~~。

そっかー。成人の日も子供と一緒に記念写真撮るなぁ。ボクも14年後にはそうするだろうな。

[普段スーツを着ない人]

記念撮影があるから1枚シャツが欲しい。

そんな時にどんなシャツを選べばいいのか迷いますよね。ストライプなのか、チェックなのか、やっぱり白無地なのか、ボタンダウンなのか。。。

普段からスーツを着ている人は、ある程度のシャツのバリエーションをお持ちでしょうし、記念撮影の後にもそのシャツは使えます。

でも普段着ない人は、特別な日=スーツを着る日にしかスーツ用のシャツは着ません。なのでバリエーションも必要ないですし、後々に着る予定も無かったりします。

で、ここで別れます。

・だから安いもので済ませとく

という人と、

・だからこそ良いものを1枚

という人。

これはもう価値観の違いなので、どちらもありですね。

ボクは後者の「だからこそ良いものを1枚」という人に向けておススメしたいシャツをお伝えします。

[だからこそ良いものを1枚の人へ]

これはスーツ用に特化しますので、ドレッシーな白無地がいいです。

白無地とは言え、シャツには襟型の違いがあったり生地の織り方の違いもあります。ボタンの色が黒だったり、ボタンホールが黒だったり、襟の裏側がチェック柄だったり、胸ポケットが付いていたりと色々な白無地のシャツが存在します。

[最低限におさえておきたいポイント]

ドレッシーなシャツというのは、できるだけ何も付いていないシンプルなものを指します。

付いていないほうがいいもの

・胸ポケット

・前立て

・襟のボタン(ボタンダウン)

・白以外の色(ステッチ、ボタンホール、ボタン)

・襟やカフスの裏側に色や柄の生地

これらが付いていないかは必ずチェックしてください。

ひと手間かけてわざわざ手を加えているほうが良いのかと勘違いされやすいところです。

なにもない方がドレッシーなのです。

[ボタンダウンに関する勘違い]

ボクが色々なキレイな写真をみて思うことは、ボタンダウンのシャツのとらえ方を勘違いしている人が多いということです。

そもそもボタンダウンというのはポロという競技でシャツの襟がヒラヒラするのがジャマなので、それを押さえるために発案されたディテールです。つまり、スポーツ的要素なんです。

どうもボタンダウンのシャツの襟のボタンをちゃんと留めてネクタイをする方が、かしこまって見える、正しい、行儀良いと思っている人が本当に多いと思います。

普段の写真ならば別にいいですけれど、写真屋さんに行ってまで撮ってもらうような記念写真や会社の代表として新年の挨拶とか、ホームページとかで露出するときの写真にボタンダウンのシャツにネクタイってのは相応しくないです。ですが、たくさん見ます。

ボタンダウンじゃないシャツにして、ジャケットの下のボタンを外すだけでずいぶん変わります

ジャケットのボタンのように、留めれば留めるだけお行儀が良いと勘違いしているのと同じ感覚ではないかと思います。

シャツもスーツも、余計なものは付いていない方がドレッシーなので、襟のボタンも付いていない方がドレッシーなわけです。

 

シャツを購入する時にお店で確認するところとしては、

・白無地(ブロードという凹凸の少ない生地)

・天然素材100%

・胸ポケット無し

・前立て無し

・襟型はレギュラー、ワイド、セミワイドのいずれか(ボタンダウンはNG)

・ボタンの色は白

です。

せっかくの記念写真ですから、一緒に写っているお嬢さんのステキな着物姿を台無しにしないようにお父さんも服装に気を使いませんか。

 

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