野路洋服店 店主:野路純平です。こんにちは~~。
オーダーシャツという言葉が持つイメージって、高級品ですよね。
[シャツのパターンオーダー始めました]
ドレスシャツのパターンオーダーを始めました。
パターンオーダーというのは既存のパーツを組み合わせ、ある程度の範囲内で調整するものです。
シャツの場合ですと、生地・襟・カフス・ボタン・ポケットを既存の型の中から選び、袖の長さ、首回り、胸回り、胴回り、腰回りは実際に採寸を行い寸法を指定します。
貴方のためだけに創ってもらうので、割高にはなり時間も約3週間かかりますが、いろいろ選択できてサイズ感も希望通りにできてきます。
[パターンオーダーをおススメする人]
パターンオーダーは誰にでもおススメするというようなことはしません。
おおまかには下のような人にはおススメします。
・サイズ(体型)が極端で既成できれいに着ることができない人(すごく大きい人、小さい人)
・首、袖、胴回りなどだけが他のサイズに比べて大きかったり、小さかったりする人(例:首だけがすごく太くて他は標準。腕だけが長くて他は細い(やせてて背がとても高い)。お腹だけが出ている。)
・着たい襟・カフスなどのディテール部分の組み合わせがなかなか見つからない人(例:ボタンダウンで前立てがないものが着たい。ストライプでボタンダウンが着たい。昔はやったスタイルが着たい。)
[採寸はこんな感じで行います]
採寸はボクがヌード寸法を取ります。
まずは首回り。
次に胸回りを測ります。
Tシャツやシャツの上から測ります。 ヌード寸法ですけれど、ヌードにならなくてよいです。と言うか、ならないで下さい。
次は腰回り。
次は肩幅です。肩幅がすごくある人はサイズに取り込めるので良いですよね。
次は裄丈です。裄丈(ゆきたけ)とは、首の後ろから肩を通って手首の下あたりまでの長さを言います。
あと手首回りと背丈を採寸して終了です。
これらの実寸の値に対して、それぞれユトリをプラスして仕上がりの寸法をはじきだします。
[パターンオーダーで選べるもの]
採寸が終わればあとは生地や襟型を選びます。
野路洋服店で取り扱う生地は、スーツやジャケットに着ることを前提としたので、ベーシックな高級生地です。どれもタイドアップ(ネクタイ着用)ができるものです。 ですので、色のバリエーションは白・ブルー・薄いピンクです。柄もロンドンストライプだけになっています。
選べる襟型は14種類ありますが、中からボクがおススメするのは4種類くらいです。
カフスは12種類から選べますが、ボクがおススメするのは3種類くらいでしょう。
ボタンも選べます。大きく分けるとプラスチック製か貝ボタンです。貝ボタンは高瀬貝か白蝶貝、黒蝶貝です。貝ボタンはオプションになるので、料金がプラスして掛かってきます。ボクは貝ボタンを強くおススメしますけれどね。
ポケットの有る無し。U型、V型、D型、フラップ付きがあります。ボクは無しをおススメします。
前立ての有る無し。前立ての巾も指定できます。ボクのおススメは「無し」です。
後ろ身頃の形状も選べます。サイドタック、ボックスプリーツ、なし。ボクは襟型によって変えておススメします。
刺しゅうネームが入れられます。が、ボクはおススメしません。
[期間とお値段]
出来上がるまでの期間は基本的に約3週間です。
お値段はいずれの生地を選んで頂きましても¥18,000+taxです。ボタンのチョイスで貝ボタンを選ばれるとプラスになります(最大¥1,000+tax)。部分部分で寸法の上限を上回りましてもプラスになります(¥1,200+tax)。
一度やってみたかった人、興味がある人、オーダーじゃないと無理な人 いかがでしょうか。
12月18日くらいにおススメ襟型のサンプルができてきますので、よりイメージしやすくなります。
お気軽にご来店いただいて、シャツのオーダーを。。。とボクに言って下さい。
用途などを含めましてしっかりとインタビューしたうえで、生地、襟型などを一緒に選び、真剣に採寸させていただきます。