スローン というニットブランドがカットソーを作るとこうなるんすよぉ~~ってブログ(こちら)を先日書きましたが、補足させて下さぁ~~~~~いっ!!!
こんにちは~~。野路洋服店の店主:野路純平です。
[ スローン のカットソーの着心地のナゾ]
先日のブログでは袖先がリブになっていて、そのことでニットと合わせた時にクシュクシュにならないという点をピックアップしてお伝えしました。
それだけでも仕入れをするのには十分な理由でした。
さらに細部にチェックを入れると、「あ~~、ココこだわったな」って作り手側の想いに気付いちゃったので紹介しときます。
着てれば気付かないかもしれないですけれどね。でもそれがオトナの洋服であったりもしますしね。
それはこれ。
肩から首の後ろにかけてポコッとしてるでしょ。
普通は袖付けのところのように表側に凹凸感が出ないように、裏側に縫い代を持って行きます。
これ何でかなぁ~~~って考えました。メーカーさんの説明もないし(笑)
裏返してみて分かりました!!!
これは、裏側に1枚の布を当てているんです。その布の縫い目が表側に出ているんですねぇ~。
この部分というのは、着ている時に常に触れるところです。サイズが大きかろうが小さかろうが。
そのいつも触れて擦れる部分に布を当てることで、着心地感がアップするといったわけですよ。たぶん。というか絶対。
普通はどうかというと、各パーツを縫い合わせている縫い目が出てきたまんまです。
スゴクないですか???
デザインではなくて着心地にこだわる姿勢がオトナブランドですよね。
じゃあなんで肩と首の後ろだけなのか。
その理由はコストと見た目じゃないかなと思います。もちろん全部この仕様にすればコストは上がります。ということは値段が高くなる。そして見た目としても首の前側、アームホール、両脇にわりと目立つ縫い目がでてくることになるのでカジュアルっぽくなってしまう。
そんなところではないでしょうか。
なので最大の効果を発揮する場所にだけ取り入れたのでしょう。
[ スローン のタートルネックの細部]
次はタートルネックの首の部分にも発見しました。
それは、首の後ろ部分の縫い目がかなり分かりにくいということ。
タートルネックを折り返して着るなら見えなくなる部分ですが、折り返さずに着るということもします。
ボクは折り返さないです。
その時にこの縫い目が目立つとちょっとイヤなんですね。
だからこれはウレシイこだわりです。たぶんこだわった部分だと思います(笑)
もちろんこのタートルネックにも裏側のこだわりは取り入れられてます。
洋服ってこんなことまで考えて作られてるんですよ~。
そんなオトナなことをしているSLOANEのカットソーはこちらから買えます(笑)
いつもありがとうございます。
野路洋服店 店主:野路純平